
ずっと行ってみたいと思っていた三鷹天命反転住宅。
つい名前をうろ覚えで、天地天命住宅とか天地反転住宅とか、よくわからない単語とごっちゃになってしまう。
三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラーが正しい。
芸術家/建築家の荒川修作+マドリン・ギンズの作品。
ざっくり言うとカラフルな集合住宅で、住居として利用されている以外に宿泊やテレワークができる部屋もあります。私が参加したのは施設見学会。建物の中がどうなっているのか実際に見てみたかったので予約できた時からとても楽しみだった。


どこもカラフルにうまいこと塗り分けられてる。
気になる建物を見つけたら、せっかくなら中に入ってどんなものなのか体験したい。日本の建物は木造でいつか壊れてしまうし、いつ起きるとも知れない地震と耐震基準の見直しとかでいつ壊される(建て替えられる)かもわからないから行ける時に行っておきたいなと思う。
今回の見学会ではスタッフの方が建物を体験できるワークを組み込んでくれている関係で、建築家の意図がよく伝わった。
床は真っ平らではなくて、波打って小山が並んでいるけどこの床は人にどんな影響や行動を取らせるのか?
外観、内装ともにカラフルな色彩にはどんな意図があってどんな働きかけをするのか?などなど問いかけてくれる。見学者みんなが参加できる会だったのがとても良かった。

部屋がどうかと聞かれると・・・
箱で組んだような一般的な住居ではないので、立体や球体のパーツで構成された部屋は床も波打っていて一筋縄ではいかない。床が不安定だから収納や棚などまっすぐ設置することはできないし、カーブした壁ではデッドスペースが生まれまくる。人間にとっての効率や都合の良さはないところが、人が自然の中に入った時に感じるままならなさを表しているかも。
天井からフックをかけて収納場所を確保するという使い方も面白くて、もちろんまったく使いやすい訳ではないのだけど。工夫して暮らすとか試行錯誤するという点で、子供の頃公園とかでやったような秘密基地を作る感じがした。

ちなみに、このカラフルな建物に使われている色は14色。部屋の、建物のどこを見ても6色以上が必ず目に入るように計算されているのだそう。
自然の中では無数の色があふれているから、それを意図して作ったのだそう。
どうにも鮮やかなのでポップで人工的な印象を拭えなかったけれど、一般的な住宅の統一感という名のもとに視る色・感じる色を制限している環境とは真逆をいくのだから、確かにこの強制的にカラフルな部屋は「自然」なのかもしれない。

とりあえず、床は波打っておりツボ押し効果があるし、且つ部屋に傾斜があるので足腰に良さそう。トイレはドアがなくて密室環境ではないのでちょっと音が気になるかも。だいたいの場所は棚などをまっすぐ配置するのが難しい。球体の部屋は壁も床も硬いので(コンクリート?)滑ってたら大変だな、そんな部屋だった。
一筋縄ではいかない部屋、住んだらとてもおもしろそう。

三鷹天命反転住宅は建ってから20年だそう。
維持・修繕、ペンキを塗り分けるだけでも大変そう。修繕もかなりの額がかかるそうです。
三鷹天命反転住宅たてもの見学会 – 三鷹天命反転住宅 / Reversible Destiny Lofts—Mitaka (In Memory of Helen Keller)
↑こちらから見学会の予約ができます!
是非カラフルな建物をその身で体験してみてください。

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