スペインのバルセロナとマドリードに家族で旅行に行ってきました。
バルセロナは2回目、でも今回は子どもと一緒なので以前より治安には神経質になりました。
結論、大きな犯罪に巻き込まれることはなかったものの、やっぱりスリが多くて、何度かスリにあいかけたり、目撃したりしました。これから旅行する人に届いて、頭の片隅にでも残してもらえたら嬉しいです。
まず個人的な感想ですか、バルセロナとマドリードを訪問してみて、マドリードの方が危ないなという印象です。道に売り物を広げて警察が来ると逃げ惑う(実際黒人の人が警察に捕まっていた)という光景をマドリードで何度か見かけました。
たまたまバルセロナではスリにはあわず、マドリードで遭遇したからというのもありますが。
どんな状況でスリに遭遇したか、また旅行中気をつけていたことも残しておきます。
話しかけてくる人には注意する
マドリードのサン・ミゲル市場の周りでスリを見かけました。
市場前を歩く白人の旅行客と思しき年配夫婦に話しかける黒人の男性がいました。親しげに話しかけながら、旦那さんに握手を求め旦那さん側も笑顔で握手に応じていました。
その瞬間黒人男性がもう片方の手で隣の奥さんの腕にかけていたカバンに手を突っ込んでいてびっくり。握手で気を引き財布をする手口だったようです。こうなることがわかっていたのか、すぐに旦那さんのほうが男の腕を掴んで阻止して振り払っていました。道の真ん中であまりに大っぴらな行動だったのでびっくりしました。
サン・ミゲル市場のこの通り。市場が開く時間はもっと人通りが多いです。
カバン、リュックは前に持つ
サン・ミゲル市場で、今度は私たち家族がスリに狙われました。
市場内でタパスを買って手すり兼テーブルでたべようとしていたら、お隣の白人男性に英語で話しかけられました。
夫曰く「何かなくしたものはないか?」と聞かれたそう。とっさに二人して背負っていたリュックやカバンを確認しましたが無事でした。
市場内の通路は狭くて常に誰かが後ろを歩いているような状態。
ちょうど話しかけられたタイミングは、後ろを通行していると見せかけたスリが夫のリュックに手をかけようとしていたみたいです。
私達に向けた声掛けだけでなく、スリに対して牽制してくれたようで未遂に終わりました。ありがたい限りでした。
混み合っている場所、無料スポットは注意
マドリードのバス001番は無料で利用できるバスです。
(乗るまで知らなかったのですが、排気量0を目指して電動自転車や電動バスを導入していての電動バスの無料サービスをしているそうです)
↑はバルセロナのバス。こちらは有料。
席に座り膝の上にリュックを置いていたら、すぐ横の通路に一人の女性立ちました。私の横に立ったあと持っていたコートをさっと自分の腕にかけました。
なんてことない普通の地元の人に見えなくもないのですが、サングラスに蛍光色のピンクのネイル。地元民のようでちょっと身なりがチープな印象でした。
車内も混み合っていたのでちょっと近いなと思ったら、コートを掛けている側の指先が私の膝の上のリュックの外ポケットに。
じっと目を見て(サングラスで視線は合わないけど)いたらバスを降りていきました。
確証はないものの、無料バスを利用して混雑した車内で観光客を狙っていたのではないかなと思います。
バルセロナの地下鉄。ドキドキしながら乗りました。
スリ対策に気をつけたいこと
結果今回の旅行ではスリの被害にはあわなかったですが、旅行中に気をつけたいところは、
- スマホはストラップをつけて首から下げる(利便性の面でもスマホストラップはよかったです)
- 財布はポケットにはいれない、面倒でもカバンにいれる
- 混み合っている場所ではカバンやリュックは体の前に持つ
- できたらカバンやリュックのファスナーはキーホルダーやカラビナで留める
- 電車やバス、駅などでは壁際に立つ
- そもそもガイドブックなどにも載っているような危ないエリアには立ち入らない(バルセロナならラバル地区とか)
携帯ストラップはマストだと思います!
シンプルに楽だし、存在感も増して置き忘れません。日本ではポケットに入れたらいいかもしれないけど、海外ではポケットも不安です。
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バッグはこんな感じのがベストだと思います!
手が空くし、荷物を前にして持てるし。チャックで、カバンに蓋が付いているとなお良しかなと!
子連れだと気を配ることが多くなりますが、スペイン旅行でスリにあわないように↑を気を付けてみてください!